2月24日に恩師であるジャズピアニスト、辛島文雄氏が亡くなりました。
前夜に危篤の連絡を受けて、もう散々泣き、24日は病院で、落ち着いてお会いできるかと思ったのですが、病室で意識のほとんどない先生のお姿を拝見したら、もういたたまれなくて、1時間半かけて行ったというのに、20秒くらいしかお顔を見ていられず、退室しました。 病室から出て、壁に倒れていたら、優しいミュージシャンが声をかけて励まして下さり、涙が出ました。亡くなられたのは、その4時間後くらいとのことでした。 辛島先生に習っていたのは、バークリー音楽院を卒業して、プロピアニストとして活動して何年かしてからで、4年間、毎月3回レッスンを受けていました。 数々の心に残るお言葉をいただき、レッスンをやめてからも、たびたびライブに伺っていました。 2013年に私が大病してからは、自分の体調管理が難しくて、ライブに伺う機会も減りましたが、お会いするたびに、私の体調を気遣って下さいました。 2月14日の最後のライブの日に、途中で痛みで弾けなくなり、涙ながらにステージを降りた先生の姿を思うたび、元気にピアノが弾けるありがたさを痛感しています 先生のレッスンは高度で、当時は理解できなかった部分もあると思うので、もう一度録音を聴き直してみたいと思っています 痛みや呼吸困難と闘いながらも、最後まで演奏をあきらめなかった姿を、胸に刻んで、これからは、より一層精進したいです。先生のおっしゃっていた【音の向こう側の世界】に、本当の意味で、たどり着ける日は来るのでしょうか。 あれから、いつもそばに先生がいる気がしています。しばしば声が聞こえるほどです。平常心に戻るには時間がかかりそうです。 辛島氏の音楽や、魂は多くのミュージシャンや、お客さんの心に生き続けるでしょう。 池田篤さん制作の、辛島氏を応援する募金を集めるCDを、私からも手売りや、通販でたくさんの方々に買っていただき、本当にありがとうございました。 池田さんの暖かい行動には、本当に頭が下がり、感謝しています。 これからも皆さん、ぜひ辛島氏の演奏をCDなどでお聴きくださいね。 アナログレコードも出ています。 最期の日、病室から出たあとの空はこんな感じでした。 夜は一瞬だけ、雪も降り象徴的でした。 辛島先生、長い間本当にありがとうございました。そして長い闘病、お疲れさまでした。もうゆっくり休んでください
by shokojazz
| 2017-02-26 19:24
| ジャズ
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